上尾シティハーフマラソン2022出走記

フルマラソンから2週間経ち、初めてのハーフマラソン大会に出走した。

当レースの目標

今回は極めてシンプルな目標となった。

  • 余裕を持って85分切りを達成すること。

  • 初めてのハーフマラソンを楽しむこと。

当レースの結果

グロス・ネット共に81分台となり、目標を達成することが出来た。

グロスタイム: 1時間21分45秒

ネットタイム: 1時間21分01秒

レース前

トレーニングプラン

レース1週前

フルマラソンのダメージがあったため、レース前週はジョグ一回とポイント練習に留めた。

  • 木: Eペース10km

  • 土: Tペース 5km x 3 r=90”

レース週

時間がない中でハーフのスピードに慣らさなくてはいけない。
Eペースのジョグを中心にすることは変えず、TペースIペースの練習を混ぜ込み、調子を戻しながらも身体の動きが小さくならないように気をつけた。

  • 月: Eペース7km

  • 火: Eペースグループラン(4km Up + 12km B-Up + 4km Down)

  • 水: 皇居ラン

    • Eペース5km

    • Tペース5km

    • Eペース10km合同ラン

  • 土: Iペース 2km

前夜~当日朝の過ごし方

同じレースに出る地元の先輩宅に泊めていただけることになり、図々しくもお邪魔させていただいた。
しゃぶしゃぶ鍋をいただき、猫と戯れ、同レースのコース動画を観ながら戦略を練った。
レース前夜に、明日のレースの話が出来るのはとてもよかった。
イメージを湧かせてペース戦略を具体化していくことができた。
もっとも、もっと早くやっておけというのもあるが、市民ランナーの実力は不安定なので常々変わる。
土台がそこまでしっかりしていない分、前日の身体の状態次第で設定を上下に調整することは有効だと私は考えている。

猫と戯れつつ、22:30には夢の中。

当日の朝は05:59に目が覚めた。
途中で目覚めず、アラームなしで起床。
完璧な睡眠。

餅が2つ入ったお雑煮とどら焼きをいただき、コーヒーで目覚めの一服。
先輩夫婦に大感謝。
こんなにお世話になってしまっていいものだろうか。

車で近くまで送っていただき、会場へ。
受付はまだ混んでおらず、すぐに荷物置き場の確保へ移ることができた。

気温が低くそれなりに寒かったため、ランニングクラブのメンバーが集まるまでは着替えず自席で待機。
メンバーと合流後は1.5kmだけアップ。
フルの場合はアップ不要と考えているが、ハーフはやった方がいいと思った。
ペースが速いから身体を動かしておきたい。

公認レースということや、駅伝メンバー入りを決める大事な大会という側面を持っていることもあり、会場はややピリついた雰囲気を帯びていた。
痺れるぜ。

自分は自分で、素人ながら自分との戦いをわざわざここにやりに来ている。
スタートに臨むそれぞれの人に優劣はない。
物怖じせず、今回も自分との戦いをやっていく。
そんな思いでスタート地点に移動した。

装備まとめ

前回のフルマラソンと異なるのはヘッドギアとフットギア。
異なるものだけ太字にしておく。

前回の装備はこちら。

ちばアクアラインマラソン2022出走記|nakanoryo
2022年11月6日(日)。 誕生日翌日。29歳になりたての状態。 ちばアクアラインマラソン2022に出走した。 初めての大規模フルマラソン大会。 この日のことは文字にして残しておきたいので細々と書いていく。 当レースの目標 目標は以下の3...

シューズ

Nike: Zoom X Vaporfly Next % 2

白x銀の配色がお気に入り。この色が良くて血眼でマイサイズを探した。

ウェア

SIDASのRun Feelについては最初はフィットせずお蔵入り状態だったが、左右を間違えて履いていたことが発覚。
改めて試してみたところ好感触だったので急遽大抜擢となった。
サポート感が強いソックスより、薄手のものの方が好みだ。

ヘアバンド: HALO Headband | HALO Ⅱ プルオーバー
トップス: 参加しているランニングクラブのスリーブレスTシャツ
ボトムス: NIKE | レーシングタイツ Dri-FIT ADV Aeroswift
ソックス: SIDAS: Run Feel ML(40-41)
サングラス: AirFly | AF-501 C-1 Black Matt / Gray Lens

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補給食

朝はオキシアップを飲んだ。
ポイント練習やレース時のみ飲んでいる。

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ジェル等は今回持参しなかった。

その他

レースの振り返り

Start〜4km

Cブロックスタートということもあり、最初の1kmは基本無理せず、でも少しだけ無理をして前へ進んだ。
ラン仲間たちはほとんどBブロックスタートだったので、同じ色のウェアを探しながらひたすら前へ進んだ。

身体が軽かったため、85分切りペースである 4’00-4’05より10秒早く押していくことをこの序盤で決意した。
タレても85分切りが出来るよう貯金をするというというよりは85分は出来て当たり前。
達成したところでお前はその結果に満足することはできない。

そう自分に言い聞かせて一つ上を目指して進んだ。

5km〜9km

追い抜きざまにラン仲間と激励を送り合いながら走り続けた。

試走済みのコースだったため、この辺りが基本的にフラットなことは分かっていたため自信を持って走った。

キロ4分台にならないよう、いい具合に調子に乗った。
守りに入らないように気をつけた。

気が付けば折り返し地点を過ぎ、スライドに入る。
知人が7人ほど走っていたのでそれぞれ檄を飛ばし合いながら走る。

10km-14km

折返し地点を少し過ぎてから中間地点に差し掛かる。
ここまでは市街地を走ってきたが、ここからは脇道に逸れて田舎道に進んでいく。

上尾。
逸れた途端にいきなり情緒豊かな田舎味が出てくる。

ぼくのなつやすみの秋バージョンがあればこんな雰囲気なんだろう。
そんな景色の中を進んでいく。

中間地点を過ぎてからも体力に不安が出てこなかったため、3’40台でラップを刻んでも恐怖心は湧かず、気持ちいいものとして捉えることができた。

15km〜19km

余裕度をキープしたまま終盤に差し掛かる。
出しきらなくては、という焦りが出てくる。
難しい。

このあたりでおまじない的に初めての給水をする。
集中力が切れかけていたのでここでの給水は効果的だった。

ヴェイパーフライは軽やかに身体を前に運んでくれる。
股関節がグイグイ動く感じに心地よさを感じる。

上尾。

この辺りでは緑ゼッケン(一般枠。陸連登録者はオレンジゼッケン。)が少なくなってくる。自分との戦いの中で1秒を削り出すために他人との勝負をしかけ続ける。
一般枠での順位を1つでも上げようと、モチベーションを保ってとにかく前に進んだ。

20km-Goal

そこまで喉は乾いていなかったが応援を近くで受けたくて給水。
人間は弱い。

ここでまた集中。
2回とも水分より集中力を取り戻すための給水となった。

アンダーパスを抜けたらラストスパート。
自然とストライドが伸びる。

右手にゴールの公園が見えてくる。
サングラスを外して右手に持つ。
手を握りしめて力まないで済むので、ラストスパート時のサングラスの居場所としてちょうどいいかもしれない。

ラスト1キロは最後に残った力を振り絞る。
ゴール地点の競技場内に入ってから意外と距離があるが、競技場がゴールに設定されている大会に初めて出たのでテンションが上がった。

最後は更にギアを上げて数人と競りながらゴール。

Goal後

知人のほとんどが目標達成していて、その喜びを分かち合うことが出来た。
私自身、当初の目標より4分弱速くゴールすることができたので大満足だった。

先輩宅でシャワーを浴びさせてもらい、ラン仲間たちと大宮で昼からジョッキを呷りまくった。

普段何してるかの話はほとんどしないし知らない。
ただ今日のレースに向けて似たような想いを持って鍛錬を続けてきた。
同じレースに向けてそれぞれそれをやってきた。
その状況でしか分かち合えない喜びがある。
かけがえのないものだ。

別れを惜しみながらも一次会で切り上げる。
「また、来週のグループランで。」

私は今、幸せな環境にいる。

翌日のダメージ

フルマラソンほどの疲労はなかった。

左股関節。
ふくらはぎとアキレス腱の間。
僧帽筋。
この辺りに重い感覚がある。

レースの感想

ハーフマラソンも結果的にはネガティブスプリットのレース展開となった。
突っ込んだつもりだったが、体力が余る結果となった。

自身の実力・体力・走力。そして目標設定。
見誤った結果の食い違いだ。
走力が着々と付けやすい時期なのだろう。
レースエントリー時の目標を上回ることができている。

ネガティブスプリットで走る人は少数派らしいが、この戦略に慣れてしまうと守りに入りやすく鳴ってしまうのではないかという可能性を危惧している。

次回は更に突っ込んで、攻めの走りをしてみたい。
両方知ってから自分の適性を判断したい。

データ

前半は混み合っていたことでストライドが短い。

後半は徐々にストライド型に遷移していた。
次回は180bpm x 150cmほどを目安に押していきたい。

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