2023年マラソンシーズン直前。

最近、ランニングに関するnoteをあまり投稿していなかったので今シーズンの整理を兼ねてこのタイミングで書いてみようと思う。

昨シーズンはざっくり、「シーズン終わり頃にサブスリーが出来たらいいな。分かりやすいし。」というモチベーションでぬるっと始めた。
最終的にはサブ50まで残り100秒というところまで出し切れた。

2022年度ランニング振り返り|nakanoryo
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昨シーズンはうまく出来すぎた。
というか伸ばしやすい伸びしろを適切に伸ばせた、という感想を今は持っている。

今シーズンは、伸びしろが短くなった状態でどれだけ積み増せるか。
自身の弱点は何か。
何をしたらうまくいくか。
自分は何をしたら満足するのか。
それらを複合的に考えながら、かつ、思いつめない程度に取り組んできている。


レースについて

私は東京マラソン2025に出場したい。
なぜかは分からないが、そこに固執している。
あまり固執することがないので、その固執を大事に育てている。
出られるかも分からない東京マラソン2025を目指して取り組んでいる。

Team One Tokyoという、レースやイベントでのポイント獲得による出走権獲得が狙えるプログラムに参加した。
まずはそれで出走のために出来ることをやっていきたい。
そのため今シーズンはTeam One Tokyoのポイント対象レースへのエントリーを中心に組み立てた。

  1. 2023/11/3  ぐんまマラソン(フル)

  2. 2023/11/19 上尾シティハーフマラソン

  3. 2023/12/17 足立フレンドリーハーフマラソン

  4. 2024/2/12  さいたまマラソン(フル)

さいたまマラソン以外はそのポイント対象レースだ。
まずは直近のレースである11/3のぐんまマラソンでサブ50を達成したい。

フルの本数が2本ということでラン仲間からはもったいないと言われることもあるが、正直これが限界。
今の自分の取り組みではピークがうまく持ってこられずに薄まってしまうこと、詰め込みすぎるとメンタルが崩壊してしまいそうなこと。これらが真っ先に浮かぶので今シーズンも2本に絞った。
どちらもコース的には記録が出しやすいレースではないが、関東のレースなので自身のコンディショニングには優位にはたらくだろうという期待を込めている。

ぐんまマラソンのあとは2本ハーフマラソンでポイントを稼ぐ。
マラソンよりハーフマラソンの方が得意だった(フルマラソンに特異性の高いトレーニングが不足していただけだと思う)ので、今回も楽しく走ってポイントを狙いたい。
ハーフマラソンはバランスが良いように感じられ、ずっとキツいけどなんとか耐えられる長さで終わるので密度が高くて気持ちがいい。
ずっとキツいけど。

今シーズンの締めは2/12のさいたまマラソン。
昨シーズン終わりに立てた目標であるサブ45はまだまだ見えないが、目標はそのくらいがいい。


練習について

今シーズンも個人での練習に主軸を置いて取り組んでいる。
理由としては好きな時間に好きな強度・負荷で練習をしたいから。それに尽きる。

個人競技最大のメリット、この自由度の高さ。
私はこれを捨てたくない。
基本的に周りに合わせられるタイプだが、練習内容までは周りに合わせたくない。

自分なりにメニューを組んでその日のコンディション(体調・仕事での疲労具合・身体の疲労具合)に合わせて強度・トータル負荷を調整する。
そうした方がいいからやっているというよりはこの作業が何より楽しい。

自分の身体の情報を出来るだけ汲み取って、それに合わせてメニューを組み練習をする。

ジョグの日は時間を決めるくらいでペースは走り始めてから体感で決めていくが、スピードトレーニングの日は狙いを定めた上でコンディションを考慮して実施している。
練習会にあまり行かないのはここが大きい。

個人練習であれば違和感を持ったりこなせないと判断したときは設定や内容を変えることができるが、練習会の場合は性格上すべてこなしたくなってしまうので向いていない。
無理して最後までやって怪我する未来が見える。
大人にならないと練習会には頻繁に参加できないかもしれない。

ただ、個人練習での強度調整の成果があったのか、今シーズンも怪我とは無縁だ。

追い込みきれていないのではというツッコミを受けそうだが、怪我するほど追い込むつもりは毛頭ない。
何故なら私の職業はマラソンランナーではなくシステムエンジニアだからだ。

自分の人生・生活の中で、ランニングに割きたい時間を自分でコントロールして、その中で最大のパフォーマンスを発揮したい。

2:32:39は無理よ。

一発目のフルマラソンに向けてパフォーマンスも上がってきているので自分を信じて目標に向かっていきたい。


レースにおけるよろこびについて

ランニングに取り組む人にはそれぞれの目標や目的がある。

  • 健康に繋げたい。

    • 痩せたい。

    • 疾患の症状改善。

  • マラソンを完走したい。

    • 人生で一度は完走してみたい。

    • 次は歩かずに走り切りたい。

    • せっかくやるなら4時間切りを目指したい。

    • 好きなウェア・シューズで走りたい。

  • 速く走れるようになりたい。

    • 一秒でもタイムを削り出したい。

    • ライバルに勝ちたい。

    • 目標タイムより速く走れるようになりたい。

    • どこまで行けるのか自分を試したい。

ランナーの数だけ取り組み方の種類やグラデーションがある。

私はランニングを通して何を求めて、その道中に何をして、何を掴み取ろうとしているのか。
これを気に整理してみた。

何を求めているのか。

フルマラソン2時間45分切り。
ハーフマラソン78分切り。
今シーズンは明確な数値としてこの2つを求めている。

その上で、東京マラソン2025出走権を手にしてそれに向かって行きたい。

その道中に何をしているのか。

日々のジョグ。
週1-2回のポイント練習。(基本単独)
週1程度のロングジョグ。
グループランでのコミュニケーション。
自炊。必要な栄養を摂る。
入浴・ストレッチ・マッサージによるケア。
まだあまりやってないけど補強やドリルでクセや弱さを取る。

何を掴み取ろうとしているのか。

東京マラソン2025で快走すること。
そればっかりだな。

これを深堀りすると 人生のある期間の中における象徴的な取り組み をかたちにしたいのではないか、という結論に至った。
強烈な思い出を、長いスパンをかけて勝ち取りに行く旅。
偶然性による感動というよりは、コツコツ積み重ねた先に見える感動を掴み取りに行きたい。
今はそれに物凄い価値を感じている。

まあまだ出走権を持っていない時点で偶然性≫必然性なのかもしれない。
偶然を必然に変える、その確度を自分で上げていく作業。
考えるだけで楽しい。ワクワクする。
全然打算的でいい。
そんなにワイルドじゃない。
ちゃんと掴みにいきたいもん。

おわりに。

まだ出走権も持っていない東京マラソン2025にやたらと執着していることが分かった。

こういった執着は理屈で生んだ目標には超えられないモチベーションをもたらしてくれることもあるので変に紐解かずに心の中で大事に抱えていたい。

ある程度の理論を元にしたトレーニングを積み、理屈で説明のつかない執着心をパワーに変えて理屈を超えていこうと思う。
趣味は全力で楽しんだもの勝ちだ。

初戦のぐんまマラソンまであと3週間弱。

未だ見ぬその景色を見に行くぞ!

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