2024/05振り返り

締まったGWを過ごしながら突入した5月。
気持ちいい。
緩める権利もあれば締める権利もある。

自在に走っていく権利を行使しながら過ごしたこの一ヶ月をまた振り返っていきたい。

続・朝型生活。

GW突入と共に始めた朝型生活。
気がつけば5週間が経過していた。
生活習慣の定着には3ヶ月かかるという言説が多く見られるのでまだまだ油断はできないが、だいぶ朝に寄せることが出来ている。

もとの生活リズムより2時間の前倒しがデフォになってきたので、このまま少しの背伸びをしながら続けて、3時間の前倒しに着地させたい。

ランニング、真水の冷水シャワー、メープルナッツとサンザシスティックをたっぷり入れたヨーグルト。タンブラーいっぱいのコーヒーを淹れてから、仕事前にシャキッとヘアセット。
すっかり朝のルーティンになった。
時間があれば昼飯の仕込みやら大胸筋トレーニングまでしている。
人は変わることができる。

気張らなくてもナチュラルに枯れた状態でゾーンに入りやすくなるので、私にはこの生活が合っていそうだ。
奇を衒った何かをするよりも、とにかく底力・ベースを上げていきたい。
私は能動的にそれを選ぶ。


続・断捨離。

バンドマン時代に一番愛用していたベース用エフェクター(音を格好良くするやつ)を手放した。

全く使わなくなってからも当たり前のように手元に残していたが、ふと思い立ってメルカリに出品した。
廃盤になっていたので、値段を釣り上げていたが遂に売れてしまった。

愛煙していたピースライトのパッケージを見たらその味と匂いが想起されるように、そのエフェクターの外装を見ただけでその音像が生々しく再生される。
スイッチを踏んだ瞬間飛び出す荒々しい音の粒、この耳と指と頭が覚えている。

そんな代物をあっけないほど慣れた手つきで梱包し、即日発送した。
物を所有するよりも、執着していた物を手放すことに快感を覚えるようになった。

引っ越しも迫ってきたので、そろそろ大物を粗大ごみに出していきたい。
視覚的に物の減りを感じたいので、ここから先は段階的に取り組んでいきたい。


走り始めてから初めての怪我。

ランニングを習慣にしてから3年半弱。
初めての怪我をした。

GW中に参加した競技場での非公認記録会に出たときのこと。
おまけで希望者は100m走のタイムを計測してくれるとのことだったので、測ってもらった。
スパイクなし+スタンディングスタートで13″99だったので、ギリギリではあるが13秒台でフィニッシュできた。

それはよかったのだが、右腰にピリピリとした違和感が。
すぐ落ち着くだろうと思ったが、時間が経つにつれ痛みが出てきた。

鍼治療と毎日のストレッチで、2週間ほどかけて治した。
なかなかしつこくて焦ったが、今は無事に坂ダッシュを出来るようになった。

その際にお世話になった動画を載せておく。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

これは腰を痛める前からルーティン化しており、治った今でも続けている。
知らずのうちにカチカチになった脚を正しく伸ばせるので重宝している。

- YouTube
YouTube でお気に入りの動画や音楽を楽しみ、オリジナルのコンテンツをアップロードして友だちや家族、世界中の人たちと共有しましょう。

寝起きや寝る前にほぼほぼ労力をかけずにできるので取り組みやすかった。
これは一応ヨガなので、快眠効果もあるように感じる。
呼吸を整えることはいろいろなチューニングに役立つんだと思う。

これ投稿したあと走るからもうちょい増えるけども。

怪我を挟んだものの、最終的な走行距離は300km付近に着地。
やっぱり週間ベースで距離とスピードのコントロールをしていくのが自分には合っている。


体験したものごと。

5/17 THA BLUE HERB / envy@越谷EASY GOINGS

バンドマン時代お世話になっていた越谷EASY GOINGSで、当時聴きまくっていたTHA BLUE HERBとenvyを観た。

名曲のオンパレード。周年イベントらしいその豪華さに胸を打たれた。

たまたまジンギスカンに瓜二つの体臭を持ち合わせた人が近くにいたおかげで、より札幌という地を意識することが出来た。ありがたい。

5/18 ゲバルト展@東京日仏学院

時間が空いた休日に、気軽に行ったら胃もたれした展示。

特にプロパガンダ映画が印象に残っている。

「ゲバルト」展 - Gewalt Dantai

先に断っておくが私は共産主義者ではないし全くもって支持もしていない。
資本主義社会に生まれ、資本主義に塗れた現代人だ。
大きな疑問も持たず、そういうもんとして生きている。

そんな私でも学生運動や世界各地での革命運動についての興味はある。
関連書籍を読んで、大きな野望と意思を持ち、夢に敗れながらも自身に忠実に生きていった人達を想うことはある。
この映画では、先立った野心と裏付けのない向こう見ずな部分を両方観られてよかった。

映画『赤軍派-PFLP 世界戦争宣言』の感想・レビュー[163件] | Filmarks
レビュー数:163件 / 平均スコア:★★★3.1点

狂騒の中で作り上げられた歪んだ正しさ(私はそう受け取っている)と、後に引けないところまで行ってしまった人たちの末路を観た。

でも、この人たちのことを否定はしたくない。
意味や意義に雁字搦めになっている様は今も昔も右も左も関係ないのだろう。

強烈な思想だったとしても、自分というフィルターを適切に使えば高純度の栄養になる。
食わず嫌いはせずに摂取していこう。


5/18 「変身」するカフカ展

ゲバルト展のあとに観た展示。
テイストの違いに酔った。
振り幅は大きい方がたのしい。

学生時代に読んだカフカの変身。

それを「海辺のカフカ」の作者である村上春樹の資料が溢れた村上春樹ライブラリーで展示するという粋な計らい。
グッときちゃうよね。

早稲田大学の敷地内に入るのも、村上春樹ライブラリーに入るのも初めてだった。

学生時代はしっかり拗らせてので、俺は龍が好きだけど同じ村上の春樹は好きじゃない。と文学ファン特有の痛さを放っていた。ちゃんと恥ずかしい。
そんな食わず嫌い(ちょっと食べてから吐いた嫌い)だった村上春樹をまともに読むようになったのはここ数年のことだ。

ランナーだったり、スワローズファンだったり。見過ごせない共通点があるので、次第に村上春樹の作品に対して心を開いていった。

完全に心を開いた作品はこれ。
ザ・ランナーで共感の嵐だった。

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変身自体は一回読んだきりで思い入れのある作品というわけではなかったが、村上春樹ライブラリーを訪れるきっかけとして機能してくれたのでとてもありがたい。

階段で魅せちゃう。

隈研吾が設計を手掛けた建物ということで、建築ファンにもおすすめ。

https://www.waseda.jp/culture/wihl/other/6386

その他インプットしたもの。

Kindle Unlimitedを契約したこともあり、普段より読書量が多かった。
今までは考えられなかったが、徐々に脱・紙の本が出来ている。
質感や読み応えよりも、荷物の少なさを選ぶようになってしまった。
断捨離効果がこんなところにも。
あまりにも味気なくはならないようには気をつけたい。


射精道 | 今井伸

武士道に擬えて射精について本気で向き合った本。
陰茎を持つものは全員武士であれ。というパンチラインに引き込まれた。

武士としての心得的なものから、雑学的な知識、衰えていくそれとの向き合い方。
その機能の使い方。
非常に真面目な本なので、武士は必読。

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起業3年目までの教科書 | 大竹 慎太郎

上司に薦められた本。
ベンチャー企業に勤める私には自分事にしやすく、すぐにでも活かせるノウハウや考え方が詰まっていた。

ビジネスモデルの組み方から採用面接の臨み方。
どのようにキャッシュフローを回していくのか。
どこを切っても頷ける。
今回はKindle Unlimitedで読んだが、いつでも読み返せるように購入もしておきたい。

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マンガでわかる 決算書の読み方超入門 | 羽野 誠一

経営学部卒のため一応簿記の知識はあるものの、実際に自社の数字を組み立てたり振り返ったりする今まさに必要な知識になってきたので再履修したかった。
とはいえいきなりお固いものを読む気にはなれなかったのでマンガからスタート。
超入門と書いてある通り、実際超入門だった。

とりあえず滑り出せたので、次はもう少しお固めのものを読んでみようと思う。

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一生役立つ きちんとわかる栄養学 | 飯田薫子 寺本あい

一週間の食事のうち8割ほどは自炊しているものの、栄養の知識が家庭科の授業による古く薄くなってしまったものと、YouTube動画による網羅性のないもので形成されている状態だった。
改めてざっくりと体系的に理解するためにこの本を読んだ。

読んでから自分の食事を振り返ってみると、発色のいい野菜をあまり摂っていないことに気付いた。
葉物野菜と玉ねぎ、あとたまに茄子。

取り入れてみようと手始めにトマトとかぼちゃを買ってみた。
トマトは疲労回復効果があるようなので、リカバリーのためにも摂取していきたい。

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おわりに。

地に足をつけて自己陶酔する。
そのために必要な日々の努力を積み重ねる。
ナルシシズムの有効活用方法として、自分で自分のケツを叩いている。

切り口も目線も自由。
使えるものは全部使っていこう。

いつでも自分に矢印を向けられるように。
その銃口を自分に向けて自問できるように。

先月はストイックな怠惰。
今月は手段としてのナルシシズム。

これは地続きだねえ。

最後は抽象的な着地になったが、結論を急ぐのはおもしろくないので今月はこんなところで。
また来月。

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