
圧倒的な猛暑日数を更新しながら8月は過ぎていった。
2000年代に過ごした夏休みの記憶とは異なる、危険を感じられる猛暑。
快適なランニング。
水分補給。
ペットボトルゴミを減らす。
意識せずともそんなテーマが見えるような買い物にまとまっていたので1つずつ紹介していく。
第5位
ASICS | Magic Speed
Amazonでとてもお得に購入出来たので紹介する。
アシックスのランニングシューズを初めて購入した。
近年のアシックスといえばメタスピードシリーズが好評を博しているが、このMagic Speedはそれらの練習モデルといった位置づけになっている。

マジックスピードを履いて30km走をした時の感想をStravaに残していたので整えつつ転記する。
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軽くて足がよく回る。
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前足部のソールが薄めなので地面を蹴ってる感触が良い。
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フォアフット気味に走るとプレートがあまりうまく使えない。
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プレートのスイートスポットがズームフライより中足部よりな気がする。
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ミッドフット気味に走ると何も考えずに4:30前後で押せる。
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前半分に搭載されたプレートのせいかペガサスより足の疲労感は残る。
アシックスのランニングシューズの中では尖った部類のシューズな気がしている。
厚底カーボン(前半分)シューズではあるが、スーパーシューズではない。
良くも悪くも自分の走力にゲタを履かせてくれるわけではなかった。

私はスピード練習用に役立てたいと思って購入したので、レースで使う予定はない。
しかし、前足部のソールが薄いだけではなく、つま先が大きく沿っているため、しっかりと蹴り出すことが難しく少し癖があるように思える。
厚底シューズに慣れているとスカする感覚を覚えてしまう。
接地感は申し分ないが、もしかしたら私の用途だとNew BalanceのHANZO Tのようなシューズの方がフィットするのかもしれない。
もともと薄底シューズを履いていた人からすると違和感なく走りやすいのかもしれない。
私の走り方のせいかもしれないが、前半分に搭載されたプレートについても同じような構成であるAdidasのADIZERO BOSTON 10より恩恵を感じづらい。
ミッドフット気味に走って慣れてくるととても楽に走れる。
しかし、レースではフォアフット気味で走りたいと考えているので、練習とレースでの走り方をシューズに合わせて変えるのはいかがなものかとも思っている。
いろいろなメーカーのシューズを試したいと思って買ってみたが、レースシューズを定めてからそれに沿った練習用シューズを当てに行ったほうがより良い気がしてきた。

それでも5位にランクインさせたのは定価の64%オフで6342円という破格で購入できたからである。
ありがたや、ありがたや。
これからも使い方を模索して使っていく。
明らかに品質が低いものを除いて、悪いシューズというものはないと思っている。
適切な履き方、使い方を探るのは使い手のミッションだ。
それすら楽しんで取り組んでいこう。
メンズ
ウィメンズ
第4位
sodastream | TERRA スターターキット
みんな大好きソーダストリーム。
私も遂に買ってしまった。
購入に至った理由はいくつかある。
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ペットボトルゴミの処理に困っていた。
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ペットボトルが入っているダンボールを直置きすると見栄えが悪い。
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ペットボトルを冷やすと冷蔵庫のスペースをまあまあ取る。
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白い筐体、かっこいい。
もともと炭酸水をネットで定期購入していた。
500ml x 24本のダンボールが定期的に届く。
毎回3~4本程度を冷蔵庫で冷やす。
仕事中のメインの給水として飲む。
たまにお酒の割材として飲む。
夏場は炭酸水だけでおおよそ2Lほどを消費していた。
そんな生活に慣れていたが、ペットボトルの無駄さを感じるタイミングは多々あった。
なんというか、ただただ水とガスが充填された個包装のボトル詰めが様々な業者の手を介して定期的に我が家に届くフローを考えたときになんだが興醒めしてしまった。
ご時世的にSDGs云々の視点もあるが、それ以前に。
あまりにも無駄が多過ぎる。
水は水道から自分で用意できる。
容器も自分で用意できる。
あとはガスを充填する機械があれば事足りる。
という流れで炭酸水メーカー最大手であるソーダストリームの新しめの機種であるTERRAを購入した。
TERRAを購入した感想をまとめる。
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電源が不要なため、設置場所の制約がすくなくて便利。
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その結果模様替えにも対応しやすい。
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ガス側もボトル側もネジを締めるという動作が不要でとても楽。
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筐体がシンプルでかっこいい。
この機種にしてよかったと思うポイントは上記の通りだ。
当初は現行機種で一番安いGENESIS Deluxe v2を買おうとしていたが、店頭で店員さんの説明を受けたところ、こちらはネジを締める必要があり次第に面倒さを感じやすくなるという解説を重く受け止めTERRAの購入に至った。
電源なしのソーダストリームの購入を検討している方は現時点ではTERRA一択になるはずだ。
個人的におすすめ、というか買ってからよくやっている使い方があるので紹介したい。
それは コップ一杯分の水をボトルに入れて炭酸水を作る という使い方だ。
何を当たり前のことを、と思われるかもしれないがこれが本当に良い。
できたての炭酸水を飲みたい分だけその都度一息に飲むことができる。
これは想像以上に満足度が高い。
500mlのペットボトルを無理に飲み干すことも、気の抜けた炭酸水を敗戦処理のような気持ちで飲むことからも解放される。
できたてで飲めば炭酸の量もそこまで必要じゃなくなる(強いと一息で飲めない)のでちょっとした節約にもなる。
こうして私は飲みたいときに飲みたい分の炭酸を飲むことが出来る環境を手に入れた。
第3位
On | Tank-T
Onというブランドをご存知だろうか。
スイス発の新進気鋭ランニングブランドである。
私はランニングを始めた当初、当ブランドのデザイン性に惹かれ、一足目のちゃんとしたランニングシューズを購入した。
それがCloudstratusだった。
普段履きもしやすいデザイン性としっかりとしたクッション構造で非常に好感を持った。
性能の良さと機能美と両立しているブランド。という印象を当時から持っている。
記念すべき一足目のランニングシューズとして選んだブランドであることから、個人的に思い入れが強い。
そんな中で春頃キャットストリートにアジア初のフラッグシップショップがオープンしたという情報をキャッチしていた。
落ち着いた頃に足を運んでみようと思い、オープンから3ヶ月経って向かった。
Onのサイトはミニマルで洗練されていることもあり、定期的に訪れていた。
そのため、製品ラインナップについてはある程度頭に入った状態での入店だった。
しかしブランドデザインの統一感が他と比べて強いため、ショップで見るとより映える。
素材に強みを持っているため、実際に手に持つとより質の良さを伺い知ることができる。
暑くてたまらない日に伺ったこともあり、この日はタンクトップを買った。
公式サイトに記載されている通り、63.5gという驚くべき軽さ(ピンとこないけど)を誇る、夏のランナーにとっては非常にありがたいタンクトップだ。
購入してから既に10回以上着て走っているが、着るたびに機能を享受できている。

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とにかく軽い。
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汗をかいても肌に張り付きにくい。
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紙のように薄い素材だが意外と透けない。
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汗をかいた状態でも通気性の良さを実感できる。
端的に言って素晴らしい。

素材に魅せられたので次はランニングパンツを買おうと思う。
新色も続々と出ているタイミングなので合わせてチェックしたい。
キャップはこちら。
第2位
NESTO | クロスバイク UNIFY
速いチャリ。
ずっと気になる存在として上位に君臨していた。
気まぐれで買ったドンキの2万円もしないくらいのママチャリを長いこと乗っていたが、至るところにガタが出てきたのでどちらにせよ自転車は購入しようと思っていた。
半径5kmくらいの移動を楽にしたい。
余裕で走れる距離ではあるが、汗だくで行くのは憚られる場所や買い物に役立てたい。
できれば乗る時にテンションが上がるかっこいいデザインのものがいい。
予算は6~7万円で、カゴ付きのものがありがたい。
競技志向はないのであまりスポーティではないデザインのものがいい。
私の要望としてはこんなところだった。
カゴ付きでかっこいいものを探すのに骨が折れたがなんとか見つけることが出来た。
一ヶ月ほど悩んだ末に、臨時収入が入ったタイミングでNESTOのUNIFYというモデルを購入した。
マットで絶妙なグレーのカラーリングが気に入った。
インダストリアル感とアーバン感のバランスがちょうどいい。
クロスバイクは初めて購入したので他社製品との比較はできないが、乗り心地は至って快適。
スイスイと進むため、半分漕いで半分流してという感じで移動できる。
これはママチャリにはない推進力なので、クロスバイクを選択してよかった。
自転車に乗っているときの姿勢が前傾になるため、移動をアトラクション的に楽しむことができていることも日常にメリハリが付いてうれしい。
ランニングにはない速度での移動は新鮮で楽しい。
走ってばかりいると「車輪はすごい。」などという感想が自然と出てくるので注意が必要。
秋めいてきたら、川沿いを走って長距離移動でピクニックにでも行ってみたい。
第1位
BRITA | ポット型浄水器 ファン
2位で紹介した自転車の1/30の価格で圧倒的に生活に好影響を与えてくれたのは浄水ポットだった。
BRITAの冷蔵庫のポット入れにちょうどいいサイズのもの。
購入タイミングはsodastreamと同時。
炭酸水を作るため、水道水の質を上げるために購入した。
周りのsodastreamユーザに話を聞いたところ、水道水をそのまま使うと若干の違和感を感じる。あまり美味しくない。といった声が聞こえてきたので、浄水器はマストだと判断した。
中には水道水を一度ケトルで沸騰させて冷ましている友人もいたが、電気代に影響するし、何より冷やすのに時間がかかるので非効率だという話だった。
BRITAは別の友人から勧められていたので、自分の頭の中でsodastreamとセットで買えばよさそうだと完結していた。
実際に1ヶ月使ってみたところ、購入当時の期待値を軽く上回る活躍をしてくれている。
活躍の理由となるポイントは以下。
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水道水をポットに注いで冷やすだけ。
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濾過自体は2~3分で終わるのですぐ使える。
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炭酸水のみならず、お茶やコーヒーにも使っている。
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そのまま飲んでも美味しくなる。
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1L分を一気に作ることができる。
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濾過用カートリッジがまあまあ長持ちする。
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ちゃんと使えばペットボトルの水買うより圧倒的に安い。
正直なところ、今のところデメリットを見つけられていない。
完璧な商品。
強いて言えばカラー展開くらいか。
ブルー/グリーン以外に完全に無色もしくはホワイトがあればそっちを選んでいただろう。
私はジャーでほぼ毎日、麦茶と水出しアイスコーヒーをそれぞれ1Lずつ作っているので、BRITAを導入したことによる恩恵を常に享受している。
寝る前にサプリメントを飲む際に濾過した水を飲む時にも、思わず美味いと呟いてしまう。
プロテインやランニング前後に摂取するBCAAドリンク、それから冷凍庫の製氷機にもこの水を使っているため、毎日4Lほどは活用できている。
フル回転。
頻繁に料理をする人は更に恩恵を受けられることだろう。
それぞれペットボトルで購入し続けたコストと比べると1ヶ月で簡単に元が取れる計算になる。
かつ、ペットボトルゴミが一切出ない。
自分のために取り組んだことが結果的にエコに繋がるのは、無理がなく気持ちがいい。
過度な活動や発信には違和感を持ってしまうが、自分ありきで取り組んだことが結果的に地球へのやさしさに繋がるのであればそれに越したことはない。
↓濾過カートリッジが1個のものと同じ価格で2個付いてくるのでお得。
おわりに。
8月はとにかくBRITAを買ってよかったという感想に尽きる。
ありとあらゆる飲み物をいつでも美味しく楽に摂取することができるようになったおかげか、300km以上走っても熱中症には一度もならずに済んだ。
水分補給のハードルを下げ、飲みたいものを飲みたい時に飲む。
9月のこれを継続してレースに向けて身体を仕上げていく。
秋はもうすぐそこだ。きっと。