今月もあっという間に月半ば。
買ってよかったものを整理して紹介していく。
第5位
JOYアグリス | マルタ 純正荏油
去年の盆に、益子のアンティークショップで購入したダイニングテーブル。
そのメンテナンスのためにこのオイルを購入した。
購入後、半年以上そのまま利用していたため、今回手入れをしたら表情が見違えるほどよくなった。
気に入った家具なので大事に使っていこうと思う。
素人でも簡単に扱える代物だったので助かる。
古布にこれを染み込ませて丁寧に拭いていくだけ。
特に塗りムラも発生しなかったので、今後のメンテナンスもこれに頼っていくぞ。
第4位
無印良品 | ダンボール収納ケース横ワイド
これまた地味アイテム。
収納棚の中に、効率的にものを収納するためにこの箱を買った。
印鑑やら消耗品やら、そのまま置いておくには雑多な諸々をこの中に入れている。
ホコリが被らなくてよい。
使い心地は普通。ただただちょうどいいサイズの段ボール。
組み立ても簡単だし、いい感じ。
私は2段重ねで使っている。
取り扱い店舗がそこまで多くないので、事前に確認することをおすすめする。
あと、地味な商品ゆえに売り場も分かりづらいので、店員さんにすぐ聞くことをおすすめする。
収納ボックスコーナーにあると思ったけど、店員さんが全然違うところから取ってきてくれた。
第3位
FELIS | お香立て
お香立てを新調した。
もともと使っていたものは横向きでフットプリントが大きく、少々邪魔さを感じていた。
以前もこのブログで触れたミニマリストK氏が紹介していたものを真似して購入。
縦型かつ灰がこぼれないので、場所を取らないしお手入れも簡単。
クリップ形式なので、いろいろな種類の軸に対応できる。
細い軸のものでも問題なく対応してくれているので、長く使えそうだ。
ミニマリストを自称する人が紹介する、長く使ってるものは結構信頼している。
第2位
Adidas | Supernova Rise 2
4月に控えた富士五湖ウルトラマラソンに備えてランニングシューズを購入。
Adidasのランニングシューズはこれで5足目。
ちなみに歴代のAdidasシューズは以下。
- 2019年 何も知らないときに買ったやつ | 厳密にはランシューじゃないはず。
- 2020年 ADIZERO Bostion 10 | これで初フルマラソンサブ4した。
- 2022年 ADIZERO JAPAN 7 | アッパーがすぐに裂けてお釈迦に。
- 2022年 TRACEROCKER 2.0 GORE-TEX | ゼロ富士用に購入、雨の日ランで活用中。
Bostion 10にとても良い印象を持っていて、それ以降もちょこちょこAdidasにはお世話になっていたが、所謂デイリートレーナー用途のシューズを購入するのはこれが初めてだ。
ADIZEROシリーズは軽量・高反発で走れ過ぎてしまうし、Ultraboostシリーズは今更感を感じてしまう。
そんな中で2023年末に発表されたSupernovaシリーズ。割とテンションが上がって期待していたのは記憶に新しい。
そして2025年1月にリリースされたのがこのSupernova Rise 2だ。
オールブラックカラーがラインナップされていたので気になっていた。
今回の私の用途・要件は以下。
- 用途
- 直近では富士五湖ウルトラマラソンのレースシューズとして。
- レース以降はジョグメインで利用。
- 気に入れば通勤ランでも使いたい。
- 要件
- ある程度のクッショニングがほしい。
- ボヨンボヨン系じゃなくてムチムチ系がいい。
- マックスクッショニング系じゃなくて、重すぎないこと。
- オールブラックもしくはセットアップにも合わせやすいデザイン。
- ラスト(足型)が合うこと。
- 走らされるシューズではなく、自分でコントロールして走れること。
なんとも感覚的ではあるが、事前に言語化してから店頭に行くのは大事。
もともと気になっていたアシックスのゲルニンバス27やサッカニーのトライアンフ21も試してみたが、最終的に一番しっくり来たのはこのSupernova Rise 2だった。
価格は前者2足より6,000円から7,000円ほど安い。
財布に優しい脚の感覚を持っていてよかった。
前者2足は反発力で楽に走れる印象があり、脚がよく回る印象を受けたが、今回は100kmの道程を一定のペースでコントローラブルに走る必要があるため、文字通り、もう少し地に足のついたシューズを欲していた。
地味だけど淡々と仕事をこなしてくれるシューズがよかった。
そういう意味でも、Supernova Rise 2は平均力に優れたニュートラルなシューズだと思う。
いい意味でクセや特徴がない。
走り心地、ぶっちぎり。というフレーズで売り込んでいるが、正直そんな感動はない。
だけどそれがいい。
でも、これからランニングを始める人の一足目がこのシューズだったらその心地よさに走ることへの嫌悪感が払拭されるかも?そんな印象を持った。
足を置くとスムーズに進む。それがただ繰り返しやすい。
アッパーのフィット感がいいから、ムチっとしたミッドソールに自然と体重を乗せやすい。
横ブレ感もなく、前に推進力を向けやすい。

履いたことのある他社のシューズでいうと、BrooksのGhost 15やOnのクラウドサーファーに似た感触だった。
ラストも合っているようで、靴擦れをする気配はない。
かかと周りも違和感なし。
怪我から遠ざかれそうなシューズだ。

助力はさほどないけど、脚へのダメージは感じにくい。
母指球の下あたりで蹴り出すイメージだと自動走行モードに近づけやすいけど、決してシューズに走らされている感覚ではない。
ポンポンでもスタスタでもなく、シュッシュといける感じ。むずい。
そんなごく普通のシューズ。
サブ10目標の100kmマラソンにはちょうどいいんじゃないだろうか。
その答え合わせは4月の富士五湖ウルトラマラソンでしてくる。

第1位
名前のない革工房 | L字ファスナー財布
9年振りにちゃんとした財布を買った。
9年前に買った長財布は、キャッシュレス化によって時間が経つにつれて持たなくなり、ここ数年は無印良品の旅行用財布をメイン利用していた。
その旅行用財布も、
3代目の痛みが目立ってきたタイミング。
こだわらないとはいえ、消耗品扱いで付き合っていくのもなんだか違和感を覚えていた。
ランニング中は財布を持たないし、普通にコンパクトで便利な革財布を持っておきたいと思い、探していたところこの財布に出会った。
財布等の革小物は、機能面よりその権威性などのステータスに寄った側面がチラつく。
私はそういったものへの興味や憧れをもう持てなくなってしまったので、この”名前のない革工房”という作り手の在り方は理想的だった。
そんな素敵な革細工師から、栃木オイルレザーと栃木アニリンレザーによるバイカラーデザインの財布を購入した。

色はネイビーとオレンジ。私の大好きなニューヨークカラー。
これからたくさん使っていきたい。
(いや、財布はそんな頻繁に開けずに過ごしたい!)
キャッシュレスメインだけど、この財布なら持ち歩くのが億劫じゃなくなりそうだ。

おわりに。
今月はランニングシューズと財布、そしてその他というラインナップだった。
ものを買って感動することが本当になくなってきた。
これは決して悪いことではなく、買い物によって期待通りの効用を得られているからだと思う。
また、”感動をするために購入する”という消費行動をしていないのも理由のひとつだ。
感動をするためには自分で何かをするか、コト消費をするのが適しているから。
こんなつまらないことを言いながら買ってよかったものを紹介するブログも珍しいだろうが、これからもこのスタンスで続けていこうと思う。
狙い通りの効用を得られたものをただ紹介してるから、ハズレは引きづらいと思うのよ。
ではまた。